★娼年 あらすじ★

こんちー、なぎさです。

 

石田衣良さんによる「娼年」を読みました。

さくっと読めるのに濃密な時間を過ごせました、よかったです。

 

娼年 娼年シリーズ (集英社文庫)

娼年 娼年シリーズ (集英社文庫)作者:石田衣良

恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく…。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。

Kindle版   集英社文庫   単行本

ざっくばらんに言うとコールボーイ リョウが接客を通じて人の欲望、延いては心について探究する話です。

以下、ネタバレ含むあらずし。

 

 

空虚な心で空っぽの日々を生きる20歳の大学生、リョウ。

いつものように大学には行かず夕方からバーテンダーのアルバイトに出てたその日、友人のホスト・シンヤが同伴の客を連れてきた。客は静香という40代のマダム。

セックスや女に興味がないというリョウに対し、静香はセックスの素晴らしさを説こうとする。

リョウは鼻白むが静香は「またね」と言い置いて店を後にした。

 

その言葉通り1週間後、今度は一人で静香が来店する。そしてバーテンのアルバイト後、二人で出掛けようとリョウを誘う。

リョウは了承し、二人は真夜中の東京へ繰り出す。静香が運転する車の中で、リョウは彼女がコールボーイ斡旋の仕事をしていることを知る。

 

レストランでの夜食後、静香がリョウを連れて来たのは彼女の自宅だった。そこでリョウのセックスを試すという。

てっきり静香と寝るのだと思っていたリョウだが、そこで咲良という若い女の子が現れその子とセックスするよう指示される。

 

リョウのセックスに対し静香は不合格を言い渡すが咲良のフォローによりリョウは合格となる。

そうしてリョウはコールボーイとして働くことになった。

 

デビューしたリョウはあっという間に人気ボーイとなる。かといって有頂天になることもなく散財することもなく、丁寧に接客をこなしていった。

同時に、あれほど虚しい日々を過ごしていたリョウだが、マダム達が見せる欲求の不思議に魅せられていく。

いつしか、このままコールボーイを続けその終わりを見届けたいと考えるようになっていた。

 

リョウがコールボーイの仕事を始めたのは梅雨頃、そこから季節は巡り9月に入った。

「普通の金銭感覚を失わないために」と相変わらず続けていたバーテンバイトの店へ、大学の同級生メグミが訪れた。

「私知ってるよ、リョウくんがしていること」

メグミはコールボーイの仕事を汚いと言い、大学生活へ戻るように諭す。

メグミは経営者の静香も侮辱し、それを聞いたリョウはメグミに反論する。

以前からリョウに思いを寄せていたメグミは残酷な言葉に傷付き店を後にするが、近いうちにまた話し合おうと言い残す。

 

後日、リョウは静香の家を訪ねる。咲良は不在で静香と二人きりだった。

リョウは静香に交際を申し込むも断られる。セックスも拒否される。

ここで咲良は静香の娘であることが明かされる。

リョウは静香との普通の交際は諦め、初めて静香の家を訪れたときの夜、咲良とセックスした夜を再現したいとお願いする。

 

かくしてリョウの願いは聞き届けられ、静香が見守る中でリョウは再び咲良を抱く。

事後、静香は自身もかつてコールガールであったこと、HIV陽性であること、リョウから迫れれた時に自制心を保つに苦労したことをカミングアウトする。

そしてリョウさえよければコールボーイの運営を手伝ってほしいと申し出る。

 

運営に携わることについての返事は考える時間をもらうことにし、リョウはコールボーイの日常に戻った。

その日のお客はホテルのスイートルームで待っているということでリョウは部屋に向かった。

ドアを開けるとそこにいたのは大学の同級生メグミだった。

コールボーイの仕事を納得させて見せて、というメグミにリョウはいつも通り手抜きのない接客を行う。

メグミは何度も絶頂に達する。

 

「リョウくんは違う世界の人間だと分かった」

終わった後は泣き続けるメグミ。

「でも私はリョウ君が好きだから、あなたを正しい世界に連れ戻そうとする権利がある」

リョウにコールボーイを辞めてもらうことを諦めないのだった。

 

その2日後、社会面の端に売春斡旋の疑いで静香が逮捕された旨が掲載される。

リョウが静香の家に行くと桜良が一人で居り、静香からの手紙を彼に渡す。

メグミが通報したと分かっているリョウは、静香の逮捕について謝る。

静香からの手紙には咲良を支えてほしいというお願いや、「運営を手伝ってほしい」という依頼はまだ生きており返事を待っている、ということなどが綴られていた。

 

数日後、バーテンバイトの店に桜良とコールボーイの同僚アズマが訪れる。

アズマは桜良を手伝うつもりだという。

リョウも今後もコールボーイに関わっていくことを決める。

「しばらくはおとなしくしていなきゃいけない、動き出すのは年明けかな?」と具体的な未来を話す3人のシーンとともに物語は終わる。

 

 

以上、おおまかなあらずしだけご紹介しました!

でもこの物語はあらすじだけ追っても面白くないと思う、分量多くないから普段読書しない人でも気負いせずに読めますよ。

 

ほんじゃあね!