山崎豊子『白い巨塔』★2019年実写化 岡田准一主演!

こんちー、なぎさです。

本日ご紹介するのは名作、白い巨塔。

2019年には岡田准一主演でドラマ化されましたね。

原作も大変な読み応えでおすすめですよ!

あらすじ

ざっくばらんに言うと、お医者さんの権力争いにフォーカスした話です。

財前先生という主人公を通じて、人間の業の深さ・欲の深さを考えさせられる話でもあります。

どこからどう見ても強欲な財前が「欲」を取るのか、「医者としての矜持」を取るのか、見どころです。

大きく分けて三つの章

以下、ネタバレ含むあらすじ

  1. 浪速大学外科 教授選
  2. 国外外遊と医療裁判
  3. 学術会議会員への立候補と控訴審
  4. 財前、癌発病

1.浪速大学外科 教授選

浪速大学病院外科に在籍する財前助教授が、現教授の東退任後の教授席を狙う話。

東教授は助教授でありながら自分よりも著名な財前を疎い、浪速大学外から次期教授候補を呼び寄せた。

そのため財前一派vs東一派という院内派閥の対決に発展する。

金と、各自の欲が渦巻く泥沼教授選。

2.国外外遊と医療裁判

念願の教授となった財前はドイツの学会へ招聘される。

新たな名声を手に入れるチャンスとばかりに財前は準備に余念がない。

国際学会の準備と平行して、もちろん患者の診療もある。

ある日内科の助教授 里見から癌の疑いがある患者の診断を依頼される。

財前は転移の無い初期癌と診断し、早速手術を行う。

手術後、国際学会の準備に忙しい財前は転移を心配する里見の忠告に一切耳を貸さず、一度も術後の患者を確認することなくドイツへ飛び立った。

国際学会でのプレゼンは大成功、財前は各地の著名教授から絶賛を受ける。

意気揚々と帰国した財前だが、空港に着いてすぐ手術を担当した患者の死亡と、遺族から訴えられたことを知る。

財前は自身に都合が悪いことは隠蔽し、権力を駆使して部下に嘘の証言をさせ、裁判で勝訴を勝ち取る。

遺族は反省のかけらも見えない財前に憤り、すぐに控訴を決意した。

3.学術会議会員への立候補と控訴審

一年半後、財前は学術会議会員への立候補を打診され、さらなる権力を求めその打診を受ける。

平行して控訴審も進められていた。

教授選時同様、財前は得票の裏工作に奔走する。同時に裁判で有利な証言が得られるよう根回しも進める。

教授としての業務に上乗せて、学術会議会員当選のための宴会や接待が続き、財前は体調の不良が常態化した。

結果、学術会議会員では教授二年目という若さで見事当選。しかし裁判の方は部下が嘘の証言を撤回したことで敗訴してしまう。

あまりの怒りと衝撃に、財前は終審直後、その場で倒れてしまう。

4.財前、癌発病

後日、浪速大学病院で検査をする財前。診療を担当した助教授は、財前が癌に冒されていることを確信する。しかも助けるには手遅れと言える状態だった。

財前にはただの胃潰瘍だと伝え、胃潰瘍が酷いためと称して腫瘍摘出手術を行うことにする。

果たして開腹すると癌の転移が進んでおり、助からないことは明らかであった。

財前のためを思い、医師たちは手術後「胃潰瘍の手術はうまくいったと」伝える。

しかし癌専門医の財前をだまし続けることはできず、財前は自身が末期がんであることを悟る。

死の間際に癌専門医の財前が自分とどう向き合うか、それは実際に読んでみんしゃいね★

かなり粗削りなあらすじ紹介やけど、本当は各登場人物にもドラマがあって、誰かが笑えば誰かが泣いてる、そんなリアリティ溢れる物語です。

『正編』と『続編』がある

実は山崎豊子さん、一審の医療裁判が終わった所で一旦筆を置いていました。

しかし、隠蔽した財前が勝ち遺族は泣き寝入り、という結末に読者から続編を望む反響が多く控訴審と財前の癌発病を描いた「続編」が刊行されました。

この続編の結末があったからこそ「白い巨塔」は名作になったと思うんよなあ。

2019年は岡田准一主演 歴代の実写化は

1965年に刊行されて以降、「白い巨塔」は何度も実写化されてきました。

1966年 映画 主演:田宮二郎
1967年 テレビドラマ 主演:佐藤慶
1978年 テレビドラマ 主演:田宮二郎
1990年 2夜連続スペシャルドラマ 主演:村上弘明
2003年 テレビドラマ 主演:唐沢寿明
2007年 テレビドラマ@韓国 主演:キム・ミョンミン
2019年 5夜連続スペシャルドラマ 主演:岡田准一

まさか韓国でもドラマ化されているとはね・・・!

小説の内容は1960年代をベースにしているから、そのたびに少しずつ内容は変更しているみたい。

映像化作品でしか白い巨塔を知らない!というあなた、是非原作も読んでみんしゃい!

ほんじゃね