★ショートストーリー.ハロウィンver.vol2★

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グッモーニンパンプキ〜ン★

 

先輩が上機嫌で勤怠アプリに挨拶しています。

どうしてそんなに機嫌がいいのかは分かりません。

 

なぎ「見てくださいよ!今日は特大ケーキですよ〜」

先輩「ほんまでかすぎ、どこのウェディングケーキなん?」

なぎ「誰と誰とのウェディングケーキなん?」

先輩「やめてやめて、ウェディングの話やめて」

 

シングルの先輩は耳を塞いで「イヤイヤ」しています。

 

さて、あれからも増殖を続けるパンプキンに対し、システム部は対処を考え始めました。

それはとてもシンプルな方法で、「Treat」を与えるという案です。

 

最初はかわいらしいキャンディでした。

勤怠アプリを開くと毒々しいかぼちゃの間を埋めるようにロリポップキャンディが散りばめられていたのです。

 

が、

かぼちゃはあっという間にそれらを蹴散らし(体当たり散らし?)てしまいました。

どうやらお気に召さなかったようです。

 

それからというもの、日替わりで様々なTreatが施されるようになりました。

その内容は食べ物、家電、温泉、宝の山などバラエティに富んだ内容です。

恐らくその日の担当者の趣向が反映されているのでしょう。

今日の担当者は差し詰め「甘党の結婚適齢期シングル女性社員」でしょう。

なぎや先輩と同じジャンルですね。

 

こうしている間にもパンプキンが画面の中でバウンドしながらウェディングケーキをぐしゃぐしゃに潰しています。

3段重ねのケーキはあっという間にぺしゃんこになりました。

 

パンプキンたちが求めるTreatとは、一体なんなのでしょう?

 

他に解決の案もないですし、勤怠アプリの使用勝手が悪いぐらい我慢出来るし、何より味気ない出勤時間のささやかな楽しみとして、パンプキンとシステム部の攻防は見守られていました。

 

TO BE CONTINUED…

 

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Pumpkin