★鍵のない夢を見る 辻村深月 感想★

こんちー、なぎさです。

辻村深月 著作、「鍵のない夢を見る」を読みました。

鍵のない夢を見る

鍵のない夢を見る 作者: 辻村深月

望むことは、罪ですか?彼氏が欲しい、結婚したい、ママになりたい、普通に幸せになりたい。そんな願いが転落を呼び込む。ささやかな夢を叶える鍵を求めて5人の女は岐路に立たされる。

Kindle版   文春文庫   単行本

 

辻村さんの直木賞受賞作やでな〜。直木賞受賞作には珍しく、短編集です。

 

あらすじ

5編の短編から成っています。日常の延長に発生している犯罪が舞台になっており、いずれも主人公の女性主観で描かれています。小学生から子供を持つ主婦まで、幅広い年代の5人の女性が登場します。5編の物語は完全に独立していて、テーマは共通していますが物語としては繋がっていません。

 

 感想

 辻村深月さんが描く女性っていつも生々しいよね、感情の動きが。決してポジティブじゃない、心のそこからぞわりと起き上がってくるような、自分でも「やめて!」って言って蓋をして目を反らしてくなるような、どうしても抑えきれない妬みや意地悪。

そういう心理描写、この本でもでてきますよ~!笑

 

でもそればっかりじゃない。特に最後の「君本家の誘拐」は迫真の文章だった!赤子育児中の母親の話なんだけど、寝不足の頭に夫や雑事へのイライラが合わさってなんかもうわけわかんなくなっちゃう、一線超えてしまいそうなあやうい精神状況がびしびし伝わってきた。育児頑張ってるママさんに読んでほしい(読書する暇がないとは思いますがそこをなんとか)。

 

ママさんだけじゃない、女性って(男性もそうなんかもしれんけど)自分が欲しているものを他人が手にしているのを見ると妬ましくて仕方なくなるじゃない?自分でもそんな感情嫌だ、って思って湧き上がってきてしまう嫉妬。一種の生理現象なのかね・・・。

 

もしあなたが今、そんな感情に悩まされているなら、読んでみてほしい。

ちょっと、息つけると思うよ。

 

ほんじゃね!

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