★ショートストーリー.職場適正化推進部 潜在意識調査課 vol.1★

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こんちー。

職場適正化推進部 潜在意識調査課のなぎさです。

 

弊部では働きやすい職場環境を実現すべく、社員の潜在意識を調査しています。

 

先日、我が部にとって気になる調査報告がありました。

とある都市では中学生の一割が不登校予備軍とのこと。学校が嫌な理由は「学業の悩み」が多いのだとか。

※不登校予備軍:年間欠席日数がちょっと多めの生徒たちを指す

 

これは休職率を下げたい弊部にっとって、非常に興味深い調査結果なのです。

残念ながら社会人を対象とした調査結果はないのですが、学生の理由が「学業」なら社会人の理由は「仕事」になるでしょう。

 

まあ、仕事が原因だってことは大体分かってましたがね、ふふっ。

 

さて、具体的に仕事の何が出勤への妨げとなっているのか、実際の休職者へ会いに行きましょう!

 

File1:森 守男さん

あぁ、どうも職場適正推進部の方ですか。今日は自宅までご足労いただいてすみせん。本来なら私が会社に行くべきとは分かっているのですが、えぇ、どうしても足が止まってしまうんです。電車を降りるところまではなんとか、でもそこから…え、今日は症状を聞きに来たんしゃない?あ、それはどうも失礼しました。

 

休職直前の状況、ですか。あぁ、はい。あれは半年前ですね。なぎさんもご存知だと思うのですが、私は結構大きなプロジェクトの中で係長をしていたんですよ。あの頃はプロジェクトも大詰めで、毎日何かしら稟議を通さなくちゃいけなくて、業務がもりもりだったんです。稟議を出したら出したで「そうじゃない」って上から弾き返されて。稟議も会議資料も何回も何回も作り直してやることはもりもりですよ。プロジェクト以外にも仕事はもちろんあるのにそっちの方は蔑ろになってて、いろんなところから「まだですか」ってプッシュが来てさらにもりもり。完全に仕事に追いかけられてましたね。もりもりに山積みの仕事が片付くビジョンが見えないんです。終わりがないんですよね。

 

デッドラインだらけで、でも一つも間に合ってなくて、にっちもさっちも行かなくなってフリーズしてしまったのが休職の始まりです。

 

周りからの助けですか?結構みんな協力してくれたんですよ、資料作成分担してくれたり、締め切り出来るだけ延ばしてくれたり。上司だっていじわるで稟議を返してるわけじゃない、すごく親身にアドバイスくれるんです。仕事終わりはよく飲みに連れて行ってくれました。

 

でもね、私じゃないと分からない内容が多かったんですよ。だから仕事の分担ができなかったんです。それでもりもり仕事背負いこんじゃって…

 

今は別の誰かが私がやってたポジションで苦しんでいるんですかね?申し訳ないです。

今も会社に行こうとするとあの時の、心がぎゅ〜と縮こまって硬くなって息苦しくなる感じを思い出してしまって…

はぁ〜〜〜〜〜〜〜

 

TO BE CONTINUED…