★ショートショート. 職場適正化推進部 潜在意識調査課vol.3

前回までの話はこちら

 

 

 

★★★★★★★★★★★★

なんと極端な前担当者と現担当者なんでしょう。極端すぎて参考になりません…。ここは両者の上司である、プロジェクタリーダーにお話を伺ってみましょう。

 

Fike 3: 伊香 丹母さん

えぇ、いかにも。私が本プロジェクトのリーダーであり森くんと茶羅知くんの上司でもあります。

いかにも、いかにも、まるでタイプの違う二人ですな。どちらの方が良い悪いということもなく、それぞれ一長一短です。

 

ただ、森くんには悪いことをしたと思っております…。彼がぎりぎりの状態であることを見抜けなかった。いかにも、彼は責任感がある人でね、ついつい仕事を渡しすぎてしまったのです。あの頃は私も一杯で…いや、これはただの言い訳ですな。

 

何でもノーと言わず引き受けてくれる森くん、指摘を忠実に直してくれる森くん、確かに多忙なのは傍目にも分かりましたが誰だって忙殺されているじゃありませんか。中間管理職はみんなこんなもんだ、そう思ってしまうじゃあないですか。

 

それがまさか森くんに限って…今振り返れば危険信号はいくつもあったように思います。「森くんに限って」この思い込みのせいで森くんからのSOSを受け取れなかった…。

 

いかにもいかにもいかにも、森くんの休職は私の上司としての管理不足が招いた事態なのです。

 

TO BE CONTINUED…

 

 

f:id:naginagino10:20190112204130j:plain