★『夜の谷を行く』桐野夏生 著 感想★

こんちー、なぎさです。

 

桐野夏生さん著作、「夜の谷を行く」を読みました。

夜の谷を行く

夜の谷を行く 著者: 桐野夏生

連合赤軍がひき起こした「あさま山荘」事件から四十年余。 その直前、山岳地帯で行なわれた「総括」と称する内部メンバー同士での批判により、12名がリンチで死亡した。 西田啓子は「総括」から逃げ出してきた一人だった。 親戚からはつまはじきにされ、両親は早くに亡くなり、いまはスポーツジムに通いながら、一人で細々と暮している。かろうじて妹の和子と、その娘・佳絵と交流はあるが、佳絵には過去を告げていない。 そんな中、元連合赤軍のメンバー・熊谷千代治から突然連絡がくる。時を同じくして、元連合赤軍最高幹部の永田洋子死刑囚が死亡したとニュースが流れる。 過去と決別したはずだった啓子だが、佳絵の結婚を機に逮捕されたことを告げ、関係がぎくしゃくし始める。さらには、結婚式をする予定のサイパンに、過去に起こした罪で逮捕される可能性があり、行けないことが発覚する。過去の恋人・久間伸郎や、連合赤軍について調べているライター・古市洋造から連絡があり、敬子は過去と直面せずにはいられなくなる。 いま明かされる「山岳ベース」で起こった出来事。「総括」とは何だったのか。集った女たちが夢見たものとは――。啓子は何を思い、何と戦っていたのか。 桐野夏生が挑む、「連合赤軍」の真実。

あのね、めっちゃ面白かった。夢中になって読んだ。

 

面白かったって言うのはワクワクするとかそういう面白さではなくて、目が離せなくなる、抜け出せなくなる、そんな面白さ。決して明るい話ではないよ。

 

読み始めてすぐに掴まれて引きずり込まれる物語だった!何なんやろね、一つ一つの文はシンプルで飾り気のない作りやのになんでこんなに飲み込まれるんやろう。

 

読むときは時間がある時をお勧めします、読み始めたら抜け出せなくなるから。ページ数は意外と少ないから数時間で読めるよ。「この文量でこの読後感…!」というコスパ(?)のいい1冊です。

 

本読もうと思うんだけど途中で投げ出しちゃうんだよなぁ…という方にもお勧めです。さっきも言うたけどシンプルな文章で読み易いもん。

脱線して言わせてもらいますけどねぇ、小説なんて「読まなきゃ!」と思って読むもんじゃないじゃない。投げ出したくなるぐらいの話だったらさっさと次の物語へ移ればいいのよ!有名な作品や文学的評価が高い小説が今のあなたにとって面白いとは限らない。夢中になれる一冊に出会うまで乗り換えまくればよい!

 

で、この小説が夢中になる一冊になれば紹介している私は嬉しい限りです。

 

読んでみてね!

ほんじゃあねぇ