★ゆとりと団塊の365日 7月★

ゆとり団塊

前回までの話はこちら

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マドンナ「じゃぁ早速来週からインタビュー開始ですね。

すみませんけど私は次の会議があるのでこれで失礼します。

今日の議事録は後ほど送りますから、会議室の片付けだけお願いします」

団塊「いやありがとう。メンバーじゃないのにマドンナちゃんには協力してもらって悪いね。

また今度寿司でもご馳走しないといけないな」

マドンナ「まぁ!この前焼肉をご馳走になったばかりなのに、申し訳ないわ」

団塊「いいんだよ、いいんだよ。

じじいの暇つぶしに付き合っておくれ」

マドンナ「じゃぁお言葉に甘えちゃおうかしら。

今回はゆとりさんも一緒に行きましょう?」

団塊「いや、派遣の由美子さんを誘おう。

野郎と一緒に飯を食うのは趣味じゃない」

マドンナ「もう、そういうところいけずなんだから。

ゆとりさんとも仲良くなりましょうね!」

団塊「マドンナちゃんに言われちゃあ仕方ねえな、考えておくよ」

慌ただしくマドンナが部屋を出ていくまでのこの会話、ゆとりも同じ空間にいながら口を挟む隙がない。

 

マドンナがいなくなった途端、団塊は横柄な態度になる。

団塊「おいゆとり、来週のインタビューまでに質問項目詰めとけよ」

ゆとり「分かってます」

団塊「分かってねぇよ。ただ質問をワードで箇条書きにするだけじゃだめなんだぞ。

ちゃんと流れも考えて『詰めて』おくんだぞ?

だいたい今日の打合せはなんだ、4月の内容から全然進捗ねぇじゃねぇか。

二ヶ月もあったのに何してたんだよ、トロイやつだな」

ゆとり「(うるせええええええええ!こちとら再雇用のお前と違って他にもタスクが溢れてんだよ!!)すみませんでした」

 

 はぁっ、と団塊が吐いた特大の溜息にゆとりの神経は逆なでされる。

団塊「お前、なーんか舐めてんだよな。

『どうせ社史なんか誰も読まねぇし』とでも思ってんだろ?」

 

ゆとり、図星である。

 

団塊「こまけぇ雑用事務まで本気出してやれとは言わねぇけどさ、自分がリーダーやってるプロジェクトぐらい本気で取り組めよ」

 

ゆとり「(理想ばっかり語りやがって。自分が現役の時はどうだったってんだよ)

頑張ります。引き続きご指導のほどお願いします」

 

TO BE CONTINUED… 

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