★ゆとりと団塊の365日11月

ゆとり団塊

前回までの話

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マドンナ「それでは内容確認の依頼、関係部署に連絡しておきますね」

団塊「あぁ、よろしく頼むよ」

社史の発行は3月、編成作業もいよいよ大詰めである。

 

団塊「マドンナちゃんはこれから社外だろう?」

マドンナ「そうなんです、セミナーへの参加で。寒くなってきたからオフィスの外に出るのも億劫に思っちゃう」

団塊「いやはや、これは近々鍋でも食べに行かないといけないね?」

マドンナ「大賛成だわ、団塊さん。今度はゆとりくんも一緒に行く?」

ゆとり「えっ!あっ!是非!」

団塊「ちっ、しょうがねぇな。野郎は自分で代金払えよ」

マドンナ「約束ですよ。楽しみにしてますからね!」

今日も甘い香りと共に颯爽と立ち去るマドンナである。

 

団塊「で?どんなもんなのよ?」

ゆとり「一応構成は完成しましたから、後は各部署の確認・修正を待って…」

団塊「ちげーよ。女の話だよ」

ゆとり「は?女?」

団塊「アプローチどんなけかけてんのよ。マドンナちゃんに」

ゆとり「!!」

 

THE草食系のゆとりはもちろんアプローチなどしていない。

マドンナのタメ口といつか貰ったウインクだけでお腹一杯なのである。

 

団塊「かーっ!これだからゆとりはよぉ」

ゆとり「昔と違って、今は『必死過ぎると引く』というのが男女関係の定石でしてね」

団塊「ばーか!男女関係の感情に今も昔もあるかよ。大事なのはタイミングだ。仕事と一緒だ、覚えとけ。

そして今は最高のタイミングだ。分かるだろ?」

ゆとり「この忙しい時が最高のタイミングですか?!」

団塊「忙しいかどうかは関係ねぇ。女が相手の時は感情論だよ。マドンナちゃんはお前に好意を抱いている。お前はマドンナちゃんに首ったけ。これ以上のベストタイミングがあるか?早くしないとマドンナちゃんの興味は他の男に向いちまうぞ」

ゆとり「なっ…!他の男…!」

団塊「年内だ。来月中には蹴りつけろ。分かったか?」

 

奇しくも、クリスマスが迫っていた。

 

TO BE CONTINUED…

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