★ゆとりと団塊の365日12月

ゆとり団塊

前回までの話

—————————————

団塊「で、どうだった?」

ゆとり「どう、とは?」

団塊「はぁ?しらばっくれてんじゃねーぞ。俺が教えてやったんだろうがあの鍋屋」

ゆとり「いや、ほんとすごくおいしかったです。雰囲気もよくて。にも関わらず値段は僕が払える範囲で。さすが営業やってた団塊さんです。僕じゃあんな店見繕えなかった」

団塊「まぁな、お前らみたいに遊ばない世代はあんな店知らないだろうよ。

で?ご飯食べて解散って訳じゃねぇだろう?」

ゆとり「えぇ、まあ」

団塊「まぁってなんだよ」

 

ゆとり「…彼女ができました」

団塊「最初からその結論を言え、どあほう」

団塊は渾身の力を入れてゆとりの背中をどついた。

 

ゆとり「いってぇ!」

団塊「マドンナちゃんを独り占めするならこれぐらいの仕打ちは甘んじて受けやがれ」

ゆとり「他の人には黙っといてくださいよ。みんなに知れたら一緒に働き辛いって、彼女が」

団塊「あぁ、分かったよ。マドンナちゃんの前でもしらばっくれとくよ」

 

噂をすればマドンナその人が現れた。

団塊「やぁマドンナちゃん。今日もかわいいね」

マドンア「ありがと、団塊さん♡」

団塊「この前言ってた鍋だけどさ、いい店を見つけたんだよ。ゆとりはいまいち乗り気じゃないから今度二人でどうだい?」

マドンナ「うーん、二人ですか…(チラッ)」

団塊「今までも二人で食事行ってたし別に問題ないだろぅ?」

ゆとり「(この意地悪クソじじい)時間だから打合せ始めますよ」

 

マドンナ「各部から確認の返信があったので報告しますね。事前に送ったメールをご覧ください」

ゆとり「結構修正依頼多いな…間に合うか?」

団塊「いや、全部修正掛ける必要はない。まずは修正の必要有無を検討するんだ。ただ修正するより、こっちの方が時間もかかってタチ悪いけどな」

 

検討の結果、単純な誤植は直すとして、内容自体の変更を求める依頼には対応しかねることが分かってきた。

ゆとり「みんな自分たちの部署のことしか考えてない…。全部の修正依頼を聞いていたら全体の構成が崩れてしまう」

団塊「さぁ、ここからが最後の山場だ」

 

TO BE CONTINUED…

www.naginagino10.com

 

—————————————

↓よかったら応援してね↓

にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ

スポンサーリンク
WPその1
WPその1