★ゆとりと団塊の365日1月★

ゆとり団塊

前回までの話

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正月明けから早速、ゆとりと団塊による各部への懐柔が始まった。

ゆとり「えぇ、この表現には深い意味があってですね…

団塊「考えてみろよ、敢えて失敗として表現した方が…

 

ゆとり「こんなにも各部から反響があるとは思いませんでした。例年は誤植の指摘しかなかったって聞いてましたけど」

団塊「今回はただ事実を羅列した訳じゃなく、『意思』にもフォーカスしてるからな。それぞれが語りたいことを持っているんだろう」

ゆとり「でもなんか、悪い気はしないんですよね、こういう反響」

団塊「ほう?」

 

ゆとり「それぞれが我儘なこと言ってるには違いないですけど、でもこれだけの熱意がこの会社には詰まってるんだって、実感してます。僕らの社史編成作業がこれまで蓄積された熱意を刺激して活性化させてるみたいだなって。

社史編成の作業自体が、次世代に熱意を伝えるための仕事になってるなって」

団塊「よく言うぜ。最初はあんなに渋ってたくせによ」

ゆとり「その節は生意気言ってすみませんでした」

 

ゆとり「それから、ありがとうございます。社史編成を意味のある仕事にして下さって」

 

団塊「…ま、そのためにこの部署に異動してきたんだしよ」

照れ隠しか、二人はすぐに次の部署へ電話を掛け始めた。

 

TO BE CONTINUED…

 

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