桐野夏生『猿の見る夢』-愛すべき、欲望に従順で愚かな男

こんにちは、なぎさです。

今日は桐野夏生さん著作『猿の見る夢』をご紹介します。

暴力的でも性的でもないけど、子供は読んじゃダメ!パパに幻滅してほしくない!

動画でサクッと紹介

動画でご紹介しています。3分で終わります。

[書籍紹介]桐野夏生『猿の見る夢』

あらすじ

銀行から出向しプチエリート役員を満喫している薄井。専業主婦の妻、成人した二人の息子、そして十年来の愛人。人生はそこそこ順調、十年来の愛人より三十代の社長秘書が気になる今日この頃。

しかし社長のセクハラ疑惑と、妻が連れてきた占い師・長峰の出現により、人生設計が狂い始める。

胸やけするほどどうしようもない男

女性の皆さん、この小説はどうしようもない男を描いた物語です!

小心者だし自己中心的だし無条件に男>女と思ってるのが丸わかり。まさに「猿」がふさわしい主人公。欲に忠実過ぎて清々しいほど人間らしい。

ちなみに装丁は「ピエロ」という名の絵画。これまたふさわしい装丁やでえ!

桐野さん曰く「これまでで一番愛おしい男」とのことだけど、神様の視点になって「もーう、人間たらほんと仕方ないんだからー♡」ぐらいの気持ちになれば愛おしいと思えなくもない。

ここまで嫌な男を女性の桐野夏生さんが書くなんてすごい!笑

「いやーな男は読むだけでもイライラするわ」という方は読まないでください△

「いやーな男が転落していく様をみるのは好きよ、せいせいするわ」という方はぜひぜひ読んでください!◎

占い師・長峰は本物か?詐欺師か?

キーパーソンは占い師・長峰。奥さんが「友人から紹介された」と家に連れてきます。よく当たる夢託宣をしてくれるのだとか。

この長峰が余計なこと言うから薄井が良い感じに惑わされてくれるんですけどね・・・ふふふ

彼女が何者かどうか、最後まで読めばみんなだいたい同じ答えに行き着くと思うよ。

気になったら読んでみんしゃいね~!ほんじゃあね!

猿の見る夢 [ 桐野 夏生 ]

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