塩田武士『罪の声』|グリコ・森永事件で使われた子供の声の「主」は今どこに?

こんにちは、なぎさです。

今回は塩田武士さん著作『罪の声』をご紹介します。

2016年山田風太郎賞受賞作です。

動画でサクッと紹介

動画で『罪の声』を紹介します。2分50秒の動画です。

[書籍紹介]塩田武士『罪の声』[山田風太郎賞]

あらすじ

曽根俊也はある日、父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには「ギンガ」と「萬堂」の文字が書かれていた。さらにテープを再生すると、何かを語る子供の声が聞こえてきた。
それは31年前、大手製菓メーカーのギンガと萬堂が脅迫・恐喝され、既に時効となったものの、現在も未解決のままの“ギンガ萬堂事件”の脅迫犯の音声と全く同じものだった。これが幼い頃の自分の声だと確信した俊也は、事件を追い続ける新聞記者・阿久津英士と共に事件の真相に迫ろうとする。

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グリコ・森永事件をモチーフにした小説

昭和の大事件の一つと言われる、「グリコ・森永事件」。犯人が分からないまま2000年に関連事件全てが時効を迎えた。

平成生まれはこの事件を知らない人も多いだろうか?

グリコ・森永事件とは

グリコ・森永事件(グリコ・もりながじけん)とは、1984年(昭和59年)と1985年(昭和60年)に、阪神を舞台に食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件。
警察庁広域重要指定114号事件。犯人が「かい人21面相」と名乗ったことから、かい人21面相事件などとも呼ばれる。
2000年(平成12年)2月13日に愛知青酸入り菓子ばら撒き事件の殺人未遂罪が時効を迎え、すべての事件の公訴時効が成立し、この事件は完全犯罪となり、警察庁広域重要指定事件では初の未解決事件となった。

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マスコミや警察に関西弁の挑戦状を送りつけて騒がせたり、青酸カリ入りのお菓子を店頭に置いて世間を恐怖におとしいれた。

身代金を運ぶ場所の指定指示に子供の声を使ったこともあり、本書ではこのことを題材にしている。

現実にも声の「主」はいるはず

この物語を読んで考えざるを得ないのは、現実にも声を使われた子供がいるはずだということ。その子供、今はもう子供じゃないけど…、はどう成長して今はどこにいるのだろう?

著者なりの犯人が描かれている

現実世界では「かい人21面相」は見つからず、犯人は今も分からないままだ。

しかし本書では「ギンガ萬堂事件」の犯人も明らかにされている。もちろんフィクションではあるが、誰がどんな目的で事件を起こしたのか詳らかになるのは読んでいて楽しい。ミステリーとしても楽しめる。

2020年映画化予定

かつて声を使われた曽根俊也の役を星野源、俊也と共に事件を追う新聞記者を小栗旬が演じる。

この配役、ヒットの予感しかしない…!

少なくとも事前宣伝はこれでもかというほど行われるでしょう!

楽しみやね!

映画化の前に是非原作読んでみてね。

ほんじゃあね!