雪乃紗衣『彩雲国秘抄 骸骨を乞う』 |心の薄闇がテーマ

こんにちは、なぎさです。

今回は雪乃紗衣さん著作、『彩雲国秘抄 骸骨を乞う』をご紹介させてください。

この記事には『彩雲国物語』本編のネタバレが含まれてます。

『骸骨を乞う』は本編読了後に読むことを強く強くお勧めします!!!

彩雲国物語の本編を読了した人は是非読んでほしい!

あらすじ

劉輝から旺季への禅譲を巡った騒動から早数年。騒動後の彩雲国を描いた物語。王の尚書令•悠舜、血の王と呼ばれた先代に最後まで屈しなかった貴族文官•旺季、その旺季を殺したいほど愛している•晏樹、そして現王•劉輝にフォーカスされている。

何を願い、何を目指して生きるのか。今、手にしている大切なものは何なのか。そして最後に手にしていたいものは。

「綺麗な正論」だけじゃ生きられない、心に薄闇をもった彼らが選ぶ人生とは。

「悪夢の国試組」出会いのエピソードも本書にて明かされます。

闇キャラにフォーカス

彩雲国本編での対立を描くなら「清く正しく、正義の道!」・秀麗派と、「色々あるけど仕方ない、闇すら背負って掴みに行く」・旺季派に分別できると思うのです。

今回は旺季派の物語です。

劉輝はと言うと、両方に属しているのです。のほほんほげっとした人懐っこい一面と、可愛そうな子供時代ゆえに心に巣くった薄闇部分と。

だからこそ、個人的に対立する相手もおらず、王でありながら誰の懐にも飛び込めるという長所を持っているのでしょう。でも本人はこの乖離にかなり苦しんでいる模様。本書で明かされます。

あなたにもある?心の薄闇

本編の時から旺季チルドレンは個人的に好んでました。屈折しまくってる人格とか、人間らしいじゃん。

なぎさも屈折した人間だからさ、シンパシー感じるんだよ。(三十路女の中二病全開をお許しください)

ていうか誰だって心の薄闇あるよね、たぶん。

静蘭ですら、茶州時代というほの暗い部分がある訳で。それでも静蘭は「清く正しく!」派だけどね。茶州時代の自分のことは間違っていたときっぱり否定している訳だし。過去の自分をきっちり否定できるのはそれですごいけど。

でも本編で旺季暗殺を狙ってた時はちょっと危なかったよね。危ないっていうか思考が安直で幼稚すぎるよね。この辺が闇キャラ・旺季チルドレンとの大きな違いですよ。

静蘭談話が長くなっちゃった。笑

旺季チルドレンってクレイジーなとこあるけど、蓋を開けてみれば私たちが普段抱えている逡巡に似ているところもあるよ。

本編読んだ人は是非読んでね!後悔させないよっ!

ほんじゃあね

こんにちは、なぎさです。 今日は、夢中になり且つさくさく読める長編小説、雪乃紗衣さん著『彩雲国物語』をご紹介させてください。 ...