『ザ・ウォール』堂場 瞬一|球団は「勝つ」べきか、「稼ぐ」べきか

こんにちは、なぎさです。

本日は堂場瞬一さん著作、『ザ・ウォール』をご紹介します。

野球を題材にした小説です。

あらすじ

5年ぶりに、かつてクビになった球団の監督となった樋口。奇しくも新しくホームグラウンドが開場する年だった。

新しいホームグラウンドは街と一体化した革新的球場。オーナーの沖は「新しい野球のエンターテイメント」と息巻く。ビルに囲まれたその球場はファンたちから「ザ・ウォール」と呼ばれる。

大リーグファンを公言し、エンタメ性と集客に重きを置くオーナー・沖。そのためなら監督の任期途中の解任も厭わない。一方監督の樋口は、今の選手人に合ったスモールベースボールで勝ちを取りに行く。

オーダーにまで口を挟んでくるオーナーと戦いつつ、数年ぶりに見えたシーズン優勝へチームを導くことはできるのか!

野球好きにはたまらない一冊

何を隠そうなぎさは野球のルールが分かっていません!ので、野球試合の細かい描写は流し読みしました(ごめんなさい)

流し読みできちゃうほど試合の描写が細かいのですよ。野球好きにはたまらない物語だと思います。

チームや選手の名前は架空ですが、モデルにしている存在がいると思われます。普段野球を観ないなぎさですら、「あのチームのことかな?」と予想できた程。

野球ファンなら、そういうところも楽しめるんじゃないかな!

さらに今回は球場時代が大事な要素の一つ。

プレーする人間は同じやねんからどこでやっても一緒ちゃうの~?と思っていましたが、球場のつくり一つでこんなに違うとは。

「ホームだから有利」という意味がやっと分かりました。

稼ぎたいオーナーVS勝ちたい監督

若くしてIT企業で成功したオーナーの沖は、「ゆくゆくは会社を手放し、球団経営に専念したい」と公言してしまうほどの野球好き。

目下の目標は、球団がスポンサーなしに自営できるようにすることです。

そのためか監督の樋口を呼び出しては席の売れ行きの話ばかり。

なぎさ的には「収入をあげてこその球団だ」というのはとても納得できる意見ですがね。

一方の監督・樋口は「勝手こその球団。勝てばファンも付いてくる」という考え方。今の選手陣で勝てる方法を模索します。

しかし樋口が打ち出す戦術は、エンタメ性・話題性を求める沖の気に入らず、どんどん溝を深めていきます。

このままでは来年の監督続行も危うい…もう優勝するしかない!

長らく優勝から遠ざかっていた球団は、再び栄光を手にすることができるのでしょうか!

堂場瞬一さんについて

警察ものと、スポーツ関連の小説が多いようです。

本作を読んでいても、野球に随分詳しくいらっしゃる、ということが分かります。

もともと野球関連のお仕事をされていたのかしら?と思ってしまいますが新聞記者のご出身です。学生時代はラグビーをされていたみたいですね。

本作以外にも野球関連・スポーツ関連の小説があるので、気になる人は調べてみてくださいね

ザ・ウォール [ 堂場瞬一 ]

created by Rinker
¥1,836 (2019/07/23 21:19:47時点 楽天市場調べ-詳細)

読んでくれてありがとう!

ほんじゃあね。