おすすめ小説 本屋大賞受賞作

こんにちは、なぎさです。

本日は本屋大賞を受賞した小説を、読書感想と共にご紹介します。

2006年受賞作『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』、2019年受賞作『そして、バトンは渡された』はまだ読んでないんです。読む機会があれば更新しますね。

本屋大賞受賞作 早見表

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タイトル著者受賞年
博士の愛した数式小川洋子2004
夜のピクニック恩田陸2005
東京タワー オカンとボクと、時々、オトンリリー・フランキー2006
一瞬の風になれ佐藤多佳子2007
ゴールデンスランバー伊坂幸太郎2008
告白湊かなえ2009
天地明察冲方 丁 2010
謎解きはディナーのあとで東川篤哉2011
舟を編む三浦しおん2012
海賊とよばれた男百田尚樹2013
村上海賊の娘和田竜2014
鹿の王上橋菜穂子2015
羊と鋼の森宮下奈都2016
蜜蜂と遠雷恩田陸2017
かがみの孤城辻村深月2018
そして、バトンは渡された瀬尾まいこ2019

本屋大賞受賞作紹介

『博士の愛した数式』 小川洋子

博士の愛した数式 (新潮文庫) [ 小川洋子(小説家) ]

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家政婦としての新しい仕事先、そこで出会った博士は80分しか記憶を保てない。自己紹介から始まる毎日、やがてそこに10歳の息子も加わり、悲しくも暖かい日々が紡がれる。

博士は優しくておっとりしていて、でもそばにいると心強い、まるでこの物語そのもの。

家政婦として働く主人公と、その息子と、博士。三人の心温まるささやかな生活。

でも、博士の記憶は80分しかもたない。この病気の存在が、三人の物語を悲しくもかけがえのないものにしている。

心が洗われる物語です。俗世が嫌になちゃったときに、どうぞ。

『夜のピクニック』 恩田陸

夜のピクニック /恩田陸

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家学校の伝統行事「歩行祭」。全校生徒が夜を通じて80キロを歩き切る。胸に秘めた想いを抱き、高校三年生の貴子は最後の「歩行祭」に臨む。星空の下、少年少女は何を語らうのか。

甘酸っぱくも胸が苦しくなる青春小説です。

夜道が、いつものクラスメイトを少し違った風に見せる。

今青春しているあなたも、そしてかつて青春を経験したすべての大人が、心揺さぶられる物語です。

『一瞬の風になれ』 佐藤多佳子

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテー [ 佐藤 多佳子 ]

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高校へ入学した新二は幼馴染の連と陸上部へ入部した。走ることに魅せられた神二が今、スタートを切る!どこにゴールはあるのか、挫け悩みながらも、陸上と共に青春を駆け抜ける!

夢中になるって素敵!そう叫んでしまうような物語。

嫉妬、挫折、悔しさ、苦い感情をこれでもかと味わいながらも辞められない。だってその先にある、何者にも代えがたい感情を知っているから!

あなたも何かに夢中になってる?

『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎

ゴールデンスランバー (新潮文庫) [ 伊坂幸太郎 ]

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パレードの最中に首相が殺された!身に覚えがない首相暗殺の濡れ衣を着せられた青柳はひたすら逃げる。巨大な陰謀から脱出することはできるのか。スピード感あふれる逃走劇ミステリー。

読者もそのスピード感に飲み込まれ、「何が起こっているんだ!」と心中叫んでいる内に驚きのラストへ連れて行かれます。

怒涛のミステリー。息つく暇を与えてくれない。

群衆が嘘の情報にあっさり引っかる描写にはぞっとした。現実でも起こってるんじゃない?

『告白』 湊かなえ

告白 (双葉文庫) [ 湊かなえ ]

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「娘はこのクラスの生徒に殺されたのです」担任の衝撃的な告白から始まるこの物語。連鎖する「告白」はどこへ行きつくのか。

衝撃のラスト、性善説・性悪説、あなたはどちらを信じる?

各章語り手が変わり、全て告白形式で語られるこの物語。

最初から最後までぞくぞくしっぱなしでした。人間の醜い感情を全面に押し出している…!

さらに残酷なことにそれらの感情は誰もが抱えている感情で。だから物語に自己投影せざるを得ない。「あぁ、そうそう私ってこんな残酷な一面あるよね」と思いながら読む。

そして衝撃のラスト。どちらともとれる最後のセリフ。

ねぇ、どうなんだろうね?どうなんだろう??

『天地明察』 冲方 丁

天地明察(上) (角川文庫) [ 冲方丁 ]

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日本独自の暦をつくるという、江戸時代の一大プロジェクトに生涯を捧げた男の物語。ロマン・挫折・喜び・恋。暦づくりを軸に、実在の天文歴学者・渋川春海の二十年を描きあげる。

今風に言うと「オタク」に当て嵌まるのだろうが、やっぱりティーンだろうが大人だろうが何かに夢中になるって素敵だ。

自分が好きなものを中心に人生が回るなんて素敵じゃない。

江戸時代の「好きなことで生きていく」男の物語です。

『謎解きはディナーのあとで』 東川篤哉

謎解きはディナーのあとで [ 東川 篤哉 ]

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「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」事件を解決するのは刑事をしているお嬢様ではなく、話を聴くだけのドS執事・影山。二人の掛け合いを楽しむ、ユーモラスなミステリー。

事件ごとに章が分かれており、短編集としても楽しめる。

そしてとても読みやすい。これから読書を始めよう、という方にもおすすめ。

クールなお嬢様と、そんなお嬢様をやたら煽るドS執事・影山のコミカルな掛け合いをお楽しみください。

『舟を編む』 三浦しおん

舟を編む /三浦しをん

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言葉という大海原を進むためのアイテム、辞書。問題が山積みの辞書編集部、新しい辞書「大渡海」を完成させることはできるのか?

小説好きのあなたなら、言葉が持つ力をご存知のはず。本書の登場人物にきっと共鳴できます。

辞書作りをきっかけに、言葉が繋いだ絆。辞書編集部員の心温まる物語です。

『海賊と呼ばれた男』 百田尚樹

海賊とよばれた男(上)/百田尚樹

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「国岡商店」店主・国岡鐡造。彼が「海賊」と呼ばれる行為をするのは金のためではない。家族のため、仲間のため、国のため、そして「義」のため。石油を武器に世界と戦った熱い男たちの物語。

出光興産創業者の出光佐三をモデルにした小説です。

「社員は家族」「信頼関係があればタイムカードは必要ない」「誰一人として首は切らない」当時も世間を驚かせた経営内容の数々。

グローバル化、多様化が進んだ現代にはそぐわない思想かもしれない、でもこういう男たちが戦後日本を復興させた、という事実は日本人として知った方がいいのじゃないかしら、誇りに思ったらいいのじゃないかしら。

こういう時代の日本もあった、こういう日本人が活躍した時代があった、そんなルーツを踏まえてこそ、日本人としての真価を世界で発揮できると思うのです。

百田尚樹さん著作『海賊とよばれた男』をご紹介します。出光興産創業者の出光佐三をモデルにした小説です。

『村上海賊の娘』 和田竜

村上海賊の娘(第1巻) (新潮文庫) [ 和田竜 ]

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海賊王と呼ばれた村上水軍。その武将の娘・景。女でありながら武に秀で、海賊働きに明け暮れていた。

織田氏と反発する毛利氏、その毛利氏から村上水軍へ援助依頼がきた。戦と聞き、色めき立つ景。一度は随行することを諦めたが-。

毛利氏vs織田氏の「第一次木津川口の戦い」をモデルにした歴史小説。

関西在住にとっては身近な地名がたくさん出てくるのでそれも楽しい!

最初はただの暴れん坊だった姫さん、話が進めば進むほど格好良くなります。

人望も武力もあるお姫様。戦を切り抜けるのか?

『鹿の王』 上橋菜穂子

鹿の王 水底の橋 [ 上橋 菜穂子 ]

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犬の群れが炭鉱を襲撃し謎の病が流行、多くの犠牲者を出した。病に罹患したにも関わらず生き延びたヴァンは、同じく生き残った赤子を連れて炭鉱を抜け出す。病収束のため派遣された医術師・ホッサルは、病から生き延びた者がいることを見抜く。
数年後、ユナと名付けた赤子と暮らすヴァン。ヴァンには病の後遺症が残っていた。やがて訪れる危機に彼らは立ち向かっていく。

ツオル帝国と言う、オリジナルの世界で繰り広げられる壮大なファンタジー小説です。

民族間の軋轢、故郷を取り戻すために張り巡らされた策謀、ヴァンがどう切り抜けていくか見ものです。

こんにちは、なぎさです。 今回は上橋菜穂子さん著作『鹿の王 水底の橋』をご紹介させてください。 『鹿の王』その後の東乎瑠(ツオ...

『羊と鋼の森』 宮下奈都

羊と鋼の森 (文春文庫) [ 宮下 奈都 ]

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念願の調律しとして働き始めた外村。ピアノと向き合い、音と向き合い、そして人と向き合う。優しく祝福に満ちた、成長物語。

とにかく優しい。優しい物語です。安心して読んでください。癒されてください。

なんかもう疲れちゃった、というそこのあなた。何も考えなくていい、ただ本書を読んでみて下さい。

宮下奈都 著、『羊と鋼の森』をご紹介。本屋大賞受賞、2018年には山崎賢人主演で映画化。とにかく優しく、祝福された物語。

『蜜蜂と遠雷』 恩田陸

蜜蜂と遠雷 [ 恩田陸 ]

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かつての天才少女、ピアノを持たない少年、サラリーマンのピアニスト、期待の優勝候補。コンクールという競争でありながら、それぞれが己と向かい自分の音を響かせる。

恩田陸さんは本作が本屋大賞受賞2度目。さらには本作で直木賞とのダブル受賞。強い、強すぎる!

ストーリーはシンプルで、国際ピアノコンクールで誰が優勝するか、という物語。

でもこの小説はストーリー重視じゃないんです。

演奏シーン重視です!

クラシックはよく分からない私ですが、演奏シーンの度に泣きました。音が聞こえるわけじゃないのに、演奏にぐっとくる小説です。

『かがみの孤独』 辻村深月

かがみの孤城/辻村深月

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かがみの向こうはお城のような不思議な場所だった。現実世界から孤立した空間に集まるようになった少年少女7人。共通しているのは学生であることと、生きづらさを感じているということ。

このお城で一体何が起こる?

学生時代特有の閉塞感、生々しい感情を思い出す小説です。

狭いコミュニティだからこそ外れると行き場がない。それは大人でも同じかしら?

でも大丈夫、また顔を上げて生きていけます。この物語がそれを教えてくれます。孤独や、生き辛さを感じる人を励ます物語です。

以上、本屋大賞作品を感想とともにご紹介しました。

気になる本が見つかれば嬉しいです。

読んでくれてありがと、ほんじゃあね!

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