有馬美季子『縄のれん福寿』家庭料理の時代小説

こんにちは、なぎさです。

本日は有馬美季子さん著作『縄のれん福寿』をご紹介します。

この小説はそのままレシピ本としても使えます★

動画でサクッと紹介

動画で『縄のれん福寿』をご紹介します。4分45秒の動画です。

時代小説レシピ本『縄のれん福寿』有馬美季子

あらすじ

江戸は日本橋に構える、縄のれん<福寿>。

福寿の美人女将お園は「料理で人々の力になれたら」と今日も腕を振るう。

恋に悩む者、過去に囚われる者、人生に惑う者。

お園の優しい一品が彼らを救う。

心温まる物語。ご飯って大事ね

女将の優しい料理がとんと心に沁みる物語です。

毎日当たり前のように接している「食」。お園の一品一品への姿勢を知るにつけて、自分がいかに食を疎かにしていたか、反省させられます。

まぁね、一人暮らしだとどうしてもね。てへへ。

丁寧な一品は生き方も丁寧にしてくれる。心を温めてくれる。

「ご飯作るの面倒くさい」と言っているそこのあなた、本作で食のすばらしさを思い出しませんか?

レシピ紹介

ストーリーもさることながら、作中の料理がとても魅力的です。

しかも身近な食材でつくられている!

これはもう真似るしかない、いや読んだ方は真似たくなるから。

ということで本書から何品かレシピを書き起こしました。

鰆(サワラ)の梅味噌焼き

梅繋がりで、恋多き女「お梅さん」に出した品の一つ。

新しい恋にのぼせていたお梅は舌も心も蕩けたそうな。

種を取った梅干しを潰し、味噌、みりん、酒と合わせ、それを鰆に塗って焼けば完成。

さっぱりと優しい味わいになります。

豆腐麺(豆腐チャンプルー)

上述のお梅さんが謎の失踪!部屋には食材に関する書置きが・・・

その書置きの内容が豆腐麺のレシピだったのです。

水切りした豆腐を手で崩してごま油で炒め、みじん切りの青菜も入れて混ぜる。

そこに堅めに茹でた素麺を入れて一緒に炒め、醬油で味付けをする。

最後に刻みネギを散らす。もみじおろしを載せても美味

桜煎(サクライリ) タコのおかず

お園が小さいころ憧れていた幼馴染、吉之進(きちのしん)。

その吉之進がある日偶然、店に現れた!

女将が幼馴染のお園だと気が付いていない吉之進に、気が付いてほしくて出したのがこの一品、桜煎。

タコを小口切りにして、醤油、みりん、酒、塩麴で煮たもの。仕上げに刻みネギを散らすと見た目も彩り鮮やかに。

竹虎・雪虎 厚揚げ料理

とある憂い事に頭を抱える吉之進。

吉之進に元気になってほしい、とお園が出した料理がこちらの<竹虎>と<雪虎>です。

厚揚げを焼き網で焦げ目をつけて焼き、青ネギを振りかけたものが<竹虎>。

大根おろしを掛けたものが<雪虎>。

めっちゃ簡単やん!料理初心者におすすめのレシピです。

真昼の月 里芋とうずらの卵

近所に住むお久さんの体調が芳しくないと聞いたお園は、お久さんが元気になる料理を作ろうと試行錯誤。

食欲がないお久さんは「<真昼の月>が食べたい」という。

真昼の月という料理とはいったい?!

試行錯誤の末辿り着いた料理がこちら。

小鉢にポン酢を入れ、その上に茹でてすりおろした里芋を入れる。

小鉢の手前に刻んだキュウリを加え、奥にうずらの卵を落とす。

実際に作ってみてね、青々とした平原に浮かぶ昼の月が見える料理です。

里芋を山芋、きゅうりを青のりに変えても美味です。

レシピブログみたいになっちゃった。

みなさんも是非お試しあれ!

縄のれん福寿 細腕お園美味草紙 祥文社文庫/有馬美季子(著者)

created by Rinker
¥200 (2019/11/21 05:29:38時点 楽天市場調べ-詳細)

今回ご紹介したのはシリーズ第一作目で、すでに続編が何冊かでてますよ。

読んでくれてありがと!ほんじゃあね!