『マチネの終わりに』平野啓一郎

こんにちは、なぎさです。

読書メーターのレビュー大賞をきっかけに読みました。

なぎさの読書メーターはこちら

いやあ、読んでよかった……!

あらすじ

世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史は、 公演の後、パリの通信社に勤務するジャーナリスト・小峰洋子に出会う。 ともに四十代という、独特で繊細な年齢をむかえていた。
出会った瞬間から、強く惹かれ合い、心を通わせた二人。 洋子には婚約者がいることを知りながらも、 高まる想いを抑えきれない蒔野は、洋子への愛を告げる。 しかし、それぞれをとりまく目まぐるしい現実に向き合う中で、 蒔野と洋子の間に思わぬ障害が生じ、二人の想いは決定的にすれ違ってしまう。

互いへの感情を心の底にしまったまま、 別々の道を歩む二人が辿り着いた、愛の結末とは―

映画『マチネの終わりに』公式サイト

とにかく美しい

とにかく美しい小説なんですよね~。

まず平野啓一郎さんの文章が美しい!

音楽の表現も、感性的なたとえ話も、単語一つのチョイスも洗練された美しさがあるんです。素敵なセンスの方なんだわ、きっと。

ゲーテをはじめ海外詩人たちの引用がたくさんでてくるけど、無学ななぎさは分からなかったわ……。この機会に腰据えてゲーテ読もうかしら。

それからね、蒔野と洋子の愛が美しい。

誰かを好きになったら「この人と幸せになりたい!」と思うのが自然な流れ。

それが彼らの場合は「幸せになってほしい」と相手を想う気持ちから入ってる。まるで親子の関係じゃない。

相手の幸せを想う愛は、時に自分が辛くなる決断を強いる。

誰でもほいほいできることじゃあないさ。だから美しく見えるんだけど。

運命ってなんだ

運命って何なんだろうね。蒔野と洋子の関係も運命に翻弄されたと言えばそうなのかな。

洋子はバクダッドでテロに合う。幸い彼女は助かるけれど、数十秒の差で生き続ける人とそうでない人に分かれる。

助からなかった人と生き続ける自分の違いはなんなのか。

意味があるのか。これが運命なのか。

震災被害にも言えることだね。

「運命なのよ」じゃ片付けられない。

運命って何なんだろうね。確定事項なの? 人間の意志はどこまで抗えるの?

2019.11.1 映画公開

蒔野を福山雅治さんが、洋子を石田ゆり子さんが演じます。イメージぴったり★

公式サイトはこちら

ストーリーも登場人物も原作そのままだね。

洋子の婚約者リチャードが日系アメリカ人になるという変更はあるけど日本人が演じるんだからそりゃ仕方ないよね。

洋子の父親・イェルコ・ソリッチは登場するのか?! キャストには出てなかったけど……?

誰かのために世界のために生きる人間になりたいなぁ。

アラサーになってこんなこと言うなんて遅すぎる?

でも一生、気付けないよりよかったじゃない。今から頑張る。

マチネの終わりに (文春文庫) [ 平野 啓一郎 ]

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気になったら読んでみんしゃいね。

ほんじゃあね!