十二国記『魔性の子』から『白銀の墟 玄の月』〜載麒の物語~

こんにちは、なぎさです。

18年ぶりに刊行された十二国記シリーズ、『白銀の墟 玄の月』。やっぱりおもしろかった。一気読み。

ずっと宙ぶらりんだった載の行方が判明しました。

載国を巡るシリーズは刊行順で以下の通り

『魔性の子』

『風の海 迷宮の岸』

『黄昏の岸 暁の天』

『白銀の墟 玄の月』←NEW! 2019年刊行

時系列で読むならこう!

『風の海 迷宮の岸』

『黄昏の岸 暁の天』

『魔性の子』

『白銀の墟 玄の月』←NEW! 2019年刊行

どちらの順で読んでも違和感はありません。『魔性の子』は十二国記という異世界ではなく私たちの日常が舞台です。身近に感じられる物語だから最初に読むのにふさわしいかと。

でも時系列で読むと『魔性の子』の中に出てくる細かい描写まで理解が及びます。これはこれで楽しい。

ちなみに、十二国の仕組みをよく知った上で読みたいという方は『月の影 影の海』から読み始めることをおすすめします。

こちらは普通の女子高生、陽子が十二国に連れて行かれる話なので、読者は陽子とともに十二国を知りながら読み進めることができます。

ざっくりあらすじ

そもそも十二国とは 天のシステムとは

十二国は12個の国々で成り立っているから「十二国」です。

各国には王がいます。

この「王」が決まるシステムが非常に面白い。

国には王の他に「麒麟」が必ずいる。

麒麟ビールにデザインされている、あの聖獣です。

麒麟は「天」の意志を表す存在とされ、この麒麟が王を選びます。王たる人に会えば麒麟はピンときて分かるらしい。

つまり十二国は「天」の意志によって統治されているのです。この「天」というのが私たちが言う「神さま」的な曖昧な存在ではなく、本当に存在してるんです。

『黄昏の岸 暁の天』では主人公は天の住人に会います。

しかしこの天がくせもので、すごくお役所仕事。いかなる理由があれど決められたシステムから外れたことは認めない、天罰対象になります。

こんな風に書くと最近流行の「ゲーム式大量殺戮物語」みたいに見えるけどそんなことはないです。全然ジャンル違いますから。

天は民を守るためにあるけど、時に非情で冷たく感じる時があります。

『風の海 迷宮の岸』

この物語は載麒が主人公です。

載の国の麒だから「載麒」です。

本来は十二国で生まれるはずだった載麒、それが災害により日本で生まれることに。十年の時を経て十二国へ戻ってきた載麒ですが、十二国はわからないことばかり。無事に載の王を見つけることができるでしょうか。

『黄昏の岸 暁の天』

この物語では行方不明になった載麒を探す、元将軍が主人公です。

王が決まりこれから新王朝が始まろうとしていた載国。しかし王と麒麟が同時に失踪、載国は混乱と退廃が進む。

天は助けてくれないのか?載国を見捨てたのか?

たとえ見捨てられているとしても民は載国を捨てることはできない。

元将軍は載麒を見つけ出すことができるか。

『魔性の子』

行方不明になっている間の載麒が描かれた物語。

ここ日本が舞台です。

載麒は普通の高校生として暮らしており、教師目線で物語が進みます。

ラストは共感必須。

『白銀の墟 玄の月』

載国へ帰ってきた載麒。しかし王は今も行方不明。

今も混乱と退廃の只中にある載国、この国に希望はあるのか。

載国、再生の物語。

これは、あなたの物語

18年ぶりの新刊を記念して発刊された、「十二国記新聞」のキャッチフレーズです。

これは、あなたの物語

素晴らしく相応しいキャッチフレーズですね!!!

十二国記の魅力はここにあると思う。自分の物語として読める。

登場人物たちと一緒に自分も成長する。擬似的とは言え、得るものがある。

具体的にどこがどう「これは私の物語!」と感じるかというと、動画でしゃべったのでよかったら観てください。てへ。

十二国シリーズ『白銀の墟 玄の月』載国エピソードの魅力を語る

ただの説明記事になってしまったけど、読んでくれてありがと。

ほんじゃあね!