『背中の蜘蛛』誉田哲也|フィクションだけど、ノンフィクション?

こんにちは、なぎさです。

本日ご紹介するのは誉田哲也さん著作、『背中の蜘蛛』です。

2019年下期直木賞の候補作です。

あらすじ

路上で発見された男の死体。

目撃者もおらず、防犯カメラ動画の分析をしても犯人像は浮かび上がらず捜査は難航。

しかし秘密裏に発信された「異例の指示」により捜査は急展開、解決に至った。

それから半年後。爆殺傷事件が発生。

犯人は爆弾の部品をダークウェブを使って入手したようで足取りはつかめず、捜査は座礁に乗り上げた。

しかし匿名者からの「タレコミ」により容疑者を特定。

「異例の指示」を出したのは誰なのか。「タレコミ」をした匿名者の正体は?

果たして彼らは国民の味方なのか?

フィクションだけど、ノンフィクションみたい

非常に現実的なオチでした。

現代ならさもありなん。むしろこれが現実では?

「読後、あなたはもうこれまでの日常には戻れない」

というキャッチコピーですが、

意外と読後感に嫌な感じはないです。むしろ受け入れてる。

そういう世の中だって、何となく分かってた。

でも、人によってはこの現実を受け入れられないかもしれない。

世代で分かれるかもしれないな。

あんまり言うとネタバレしちゃうからこれ以上ヒントは言えない……

大きなうねりには、逆らえない

この現実は、権力者が得するとかすべてを握ってるとかそういうことじゃなくて、現代に生きる限り誰もが平等に犠牲を払い且つ恩恵を受けていると思う。

火みたいだよね。

一度使い方を知ってしまったらもうやめられない、なくては生きていけない。

でも使い方は要注意。間違えると火傷しちゃうよ?

時代はどうしても変わっていく。意識も変えていくべき。

今までの価値観は本書で明かされる「現実」に拒否反応を起こすでしょう。

でもこの現実はもう変えられないから、それとうまく付き合っていくための価値変革が必要。

変わっていくことに不安を覚えますか?

新しいことを始めるのは億劫ですか?

楽しめたら、この激動の時代に乗って行けると思うのです☻

最後まで読んでくれてありがとうやで~ほんじゃね~★