日向理恵子『火狩りの王<三>牙の火』|蜘蛛vs神vs人間

こんにちは、なぎさです。

新刊が出る度につむつむ読んできた『火狩りの王』、ようやっと三巻を読みました!

わくわく展開の未来ファンタジーですよ

あらすじ

まずは1巻、2巻のあらすじをおさらい。

火狩りの王<一>春ノ火

火狩りの王 日向理恵子 著 わくわくする異世界ファンタジー

灯子(とうこ)を助けた火狩りは、狩犬「かなた」と狩り鎌を残して死んでしまった。灯子は火狩りの家族に遺品の犬と鎌を届けるべく、首都を目指す。

都へ向かう「回収車」へ乗せてもらった灯子。しかし回収車は炎魔に襲われ乗組員はほとんど死んでしまう。

何とか逃げおおせた灯子は、厄払いの花嫁・火穂、回収車の乗組員・照三(しょうぞう)、火狩り・明楽(あきら)、<蜘蛛>の捨て子・クンの5人で首都を目指す。

一方、首都。

父親が灯子を助けて死んでいるとは知らず、煌四(こうし)と妹の緋名子(ひなこ)は母親が病死し、悲嘆に暮れていた。

そんな兄妹に手を差し伸べたのが首都の富豪・油百七(ゆおしち)である。

しかし油百七が手を差し伸べたのは親切心でなく、火狩りの息子である煌四に武器開発をさせるためであった。

火狩りの王<二>影ノ火

最終戦争後の世界、<神>によって作り替えられた生態系。その秘密が少しずつ明らかに!

命からがら首都へ到着した灯子たち。一同は照三の家に身を寄せる。

灯子は煌四と緋名子にかなたと鎌を届けることができるのか。明楽は神々に手紙を届けることができるのか。

一方で煌四が造る武器も完成に近付いていた。しかし煌四はとんでもないことに手を出している気がして心が晴れない。本当にこの武器が首都を守るのだろうか。それとも・・・?

武器の完成。蜘蛛の侵略。そして揺るる火。見え隠れする<神>の姿とその思惑。

人類最終戦争後の世界は、なぜこんなにも生き辛いのか。

煌四と灯子が世界の謎に迫る!

火狩りの王<三>牙ノ火

とうとう首都へ<蜘蛛>が侵入してきた!

次々に姿を現す<神>たちと、千年彗星<揺るる火>。

混乱に陥った首都の中で、それぞれの使命を果たすため、大切な人を守るため、灯子たちは首都を奔走する。

<神>にとって人間は何なのか?使い捨ての存在にすぎないのか。

<蜘蛛>こそが人間を救う存在なのか?

人類は火を取り戻せるのか?

異人種の思惑がぶつかり、傷付け合う世界。

<揺るる火>は世界を救うのか、滅ぼすのか。

まだ続きます!

読み出しからそれまで存在がベールに包まれていた神様や蜘蛛がバンバン出てきて、

とうとう決着か?!

と思いきや、

まだ続きます!

気になるるるるるるる。

登場人物は全員出揃った感あります。

揺るる火も出てきましたから。

次巻はいよいよ決着でしょう!!!

まるでこの世界の縮図

揺るる火も神も蜘蛛も、現在の世界にある存在をシンボリックに表したキャラクターだと思う。

神はまぁそう、人々の支配をする層ですよね。

蜘蛛はそうだなあ、新興勢?

揺るる火は擬人化ですよね、読んだ人ならすぐ分かってくれると思うんですけど。

支配層と新興勢の争いに揺るる火が絡んでくるって斬新ですけど。

揺るる火がどんな決断を下すのか楽しみです。

勢力図ができたら争ってしまうのって人間の宿命なのかな。

国同士の争いって絶えないし、ちっちゃいレベルでいうと職場や学校もそういうのあるじゃん?

政争とクラスの派閥争い一緒にしちゃいけないけど、根本にある原因感情は一緒じゃないの?

マウント取りたいっていう支配欲みたいな

歴史を振り返っても国どうしのマウンティングって繰り返されてるもんね。

でもみんながみんなそうやって血気盛んなわけじゃなくて、マウンティングを「虚しい、悲しい」と思う人も必ずいるのです。

でもマウンティング好きな人のほうが声大きいから、「虚しい、悲しい」という声は掻き消されちゃう。

声が届かなくても自ら行動すれば変えれることもあるのかなって、灯子たちが教えてくれてるよ。

四巻楽しみ!

いよいよ火狩りと揺るる火が対面するのか?!

対面したとしても揺るる火を狩れるのか・・・?

気になるね~