読書記録『冷静と情熱のあいだ』江國香織、辻仁成

こんにちは、なぎさです。

本日ご紹介するのは『冷静と情熱のあいだ』。

連作というか、裏表?の2冊です。

「Rosso」は女性の視点から、「Blu」は男性視点から描かれています。

それぞれイタリア語で「赤」と「青」だと思う。

ザ・恋愛小説

久しぶりにコテコテの恋愛小説を読みました。

こちら、キュンキュンするタイプの恋愛小説ではありません。

めっちゃ切ない。はぁ~、切ない。どないしようもなく切ない。

ずっと手のひらに包んでおきたいのに、水みたいに指の隙間からこぼれていく。こぼれていくのは仕方ないって分かってるけど、でもやっぱり惜しいなぁ。

そんな切なさ。

切なさが最初から最後まで詰まっている本書です。

始まりから切ないんです。

読後は「あの人のことを大切にしよう」と思っている自分がいます。

パートナーがいればその人に想いを馳せるでしょうし、もしいなければ家族や友人など、身近で大切な人に対してそう思えるでしょう。

Rosso あらすじ&感想

ひたすら怠惰な主人公。

「怠惰の何がいけない」というナイスガイな彼氏。

大学生の頃に愛したあの人とは正反対な彼。大人な彼。

彼はお金も心の広さも持っていて、すべてを心地よくセットしてくれる。

それが、たまに、苛立たしい。

怠惰になりたくて怠惰に暮らしているわけじゃないよね。

前に進めなくて止まってしまっているんだよね。

周りは変っていくけど自分だけは変われない。

彼はそれでもいいといってくれるけど。そばにいてくれるだけでいいって言うけど。

それは、つまり、止まったままの主人公でもいいってこと?

個人的には、ナイスガイすぎる今彼とどうか結ばれてくれと、祈るような気持ちで読んでいましたよ。

Blu あらすじ&感想

フィレンツェでも日本でも、彼女といるときさえも、かつて愛したあの人の面影を見てしまう。

覚えてくれているかわからない約束にすがって生きている。

約束の日まではかつての恋人から逃れられない。

でも、約束の日を迎えたその先は?

過去と未来のあいだに留まり続けている。

男の人の方が未練がましかったりするよね…笑

それにしても今彼女に失礼すぎるんじゃ!と怒りを感じるのは私が女だからでしょう。

それにしてもラストがよかった。

最後の最後で私の心はちょっと救われた。

どちらから読むべきか

私は女性だからと思ってRossoから読み始めたんです。

結果的に同性のストーリーから読んでよかったかな、と思っていました。Bluの途中までは・・・

Blu読了後の私↓

Bluを後に読んでよかった!!!

ラストまで読んでほんとそう思う。

これから読む皆さん、あなたが男性だろうと女性だろうとRossoから読むことを強くつよーくおすすめします。

ラストまで読んだら、分かる。

あぁ、切ない。今も切ない。誰かを愛する限りずっと切ない。切ないから愛せるのかな。

以上、センチメンタルなぎさがお送りしました。

読んでくれてありがと!ほんじゃあね!